2020/12/31

しの

 


















今年最後の窯焚き、志野焼窯。


今頃オーナーが頑張って焚いてくれていることでしょう。

私は窯詰め担当。























大きめのお皿が鞘に納まってホッ。

鞘に入れて焼かないと、ブクってしまうのです。

(※「ブク」は釉薬が泡立ってそのまま固まってしまう状態)






















今年も色々なことがありましたね。

それでも陶芸教室に通ってくださってありがとうございます。



























例年より若干作品は少な目ですが、年に一度の志野焼窯を

楽しみにしてくれているみなさんが、一生懸命作ってくださいました。



また来年もよろしくお願いします!!





2020/12/28

うえの

 





高校時代からの友人と会うため、上野へ。


西郷隆盛像の前で待ち合わせ。



ふむふむ、じっくり見たことがなかったので、友人が来るまで由来なるものを読むことに。


へ~、この像は高村光雲作だったのか。


















「敬天愛人」


こんな時だからこそ忘れないでいたいです。



友人が予約してくれた上野公園内にあるお食事処で、ワインを呑みつつ、

この丁度良いオツマミになりそうな料理をいただきました。






















最後の豆ごはんがあまりにも美味しくて、二人してお代わりをしてしまい、

カロリー消費するためということもあり、

気持ちの良い天気でもあったので、神田まで歩こう!

なんて言ってずっと話をしながら歩いていたら、

結局有楽町まで歩いてしまった。



3時間くらい歩いたかな?



学生時代に出会った友人とは、いつ会ってもあの頃のように、

たわいもない、止まらない話が続き、あっという間に時間が経つのでした。


心は女子高生~♪ 


身体は・・・


2020/12/27

そわか

 




師走のある日、おなか先生に今年のゆき味噌をお届けするミッションとともに、

京都時代に知り合った友人が旦那様と営むお店に応援に(?)行くため、

西へ西へと向かいました。


夜の京都で、先生と陶芸の学校で出会った友人と3人で、美味しいお料理と

お酒をいただいてお店に貢献!


翌日も、どこかでお昼ご飯を食べるなら友人のお店に行こうと、

またもやお店に伺いました。



























京都も時短営業の要請が出ていて、夜は21:00で閉店とのこと。

色々と大変なこともあるでしょうが、夫婦で元気にお店を営んでいます。


京都へお出かけの際には是非お立ち寄りくださいませ~。

ランチは海鮮丼をいただきました!美味しかったしお刺身がたっぷり!


京都市中京区富小路通四条上ル西大文字町610-1

電話 050-5485-2747







折角京都へ来たので、八坂神社と三十三間堂へ行ってきました。






















鴨川を渡って





















京都らしい町並みを眺めつつ


























八坂さんへ

八坂さんの前から市バスに乗って



















三十三間堂へ

私は「三十三間堂友の会」に入っているのでフリーパスです。


とは言え、伺ったのは4年振り。

千体もの千手観音様と国宝の仏像たちと心静かにお会いしてきました。










































枯れ葉の中にうずくまって日なたぼこする猫
























京都駅で出会ったイエロードクター


























車窓から見た富士山は、この時期なのに雪がない!!

ん~、どうなってるの?地球。





2020/12/19

とうだい





 

宮本輝さんの「灯台からの響き」を読み、この年の瀬に、

心が遠くの海まで旅をしたように思いました。


はぁ~、出会いというのはなにものにも代えがたいものです。

小説の内容に触れる前に、「宮本輝」という作家に出会わせてくれた

陶芸教室の生徒さんに感謝します。


文章を読んでいて、行間に果てしない景色が、心情が広がるような瞬間が

積み重なっていく読書体験って、なかなかないですよ。

ただ読んでいるだけで涙が出てくるのです。(歳のせい!?)


いやしかし、本当にそうなんだもの。

何度も何度も頁から目を上げて、自分の人生を見つめるって、すごいこと。



そんな読書体験が、みなさまにもありますように。




主人公の牧野康平は、父から受け継いだ中華そばやを

妻の蘭子とともに長年営んで、3人の子供も立派に育て上げていた。

そんなある日、突然蘭子は心筋梗塞で亡くなってしまい、

蘭子との息の合った共同作業でしか「まきの」の中華そばは作れないと、

その後2年近く店を閉めてぼんやりと過ごしていた。

ある日、読みかけの本を読んでいると、昔、蘭子に送られてきた

見知らぬ人からのハガキが本の頁からハラリと落ちて来た。

小坂真砂雄という大学生が、灯台巡りをしたという内容で、

ハガキの下半分には細いペンでどこかの岬らしいジグザグの線が描かれていた。

その時蘭子は、「こんな人は全く知らない。なぜ自分宛に送られて

きたか分からない」と言って、差出人の住所にそのように描いた手紙を

送ったのだ。




その30年ほど前に送られてきた古いハガキを見つけることによって、

このままでは引き籠りになりそうだった62歳の康平が、

人生を再出発するために灯台を巡る旅に出かけます。

近しいと思っていた妻に、自分の知らない、

人生の中での出来事が存在することを知っていく過程で、

身近な人や、初めて出会う人々のそれぞれの人生を深く感じていくのです。



それぞれが、人にはあえて言わないけれどこの人生で経験した

たくさんの深い出来事があることでしょう。

そのことが、ある時だれかが深い闇の中で迷っている時に、

航路を照らす灯台の灯りのように道を照らすことがあるのではないかと。

小説の中で、灯台を人のように描写するところがあります。



遠くの海を照らす灯台の灯りを思い浮かべてみてください。


最後に、妻の蘭子が亡くなるまで言わなかった秘密が解かれる場所が

島根県出雲にある日御碕(ひのみさき)灯台です。


日本一高い灯台らしい。行ってみたくなりますよね。
















こちらは京都駅前の京都タワー。


京都の街を照らす灯台のイメージで作られたそうです。

海ではないけれど。


「人生には、口をつぐんで耐え続ける日々があり、

 ささやかな幸福の積み重ねがあり、

 慈愛があり、闘魂がある。」



暗闇を照らす灯台の灯り




2020/12/17

ごあいさつ

 




年の瀬も押し迫ってきました。



陶芸教室は曜日毎に生徒さんがいらっしゃるので、ぼちぼち今年最後の

陶芸教室となる生徒さんもいらっしゃいます。


いつものお帰りの時は「また来週~」となるわけですが、

そろそろ

「よいお年をお迎えください」


というご挨拶でお見送りすることになります。



なんだか、気持ちがこもりますね。


「今年も楽しかったです」


なんて言ってくださったりして、

4月、5月は休業していたけれど、生徒さんをお迎え出来て嬉しいな~

と、思うのです。


本当に、お身体には気を付けて


また来年よろしくお願いします!



























最初の写真は土佐は桂浜の龍馬像。

9月に個展させてもらっている時に訪れたら、なんとラッキーなことに、

年に数回しかない「龍馬に大接近!」のイベントの時で、

仮設された櫓に登って、龍馬の顔の近くまで行けるのです。


























「心はいつも太平洋ぜよ」の文字の上の赤い手すりのところから撮影。


なんだかんだ言うて、今年も充実した一年でした。感謝!!



ハッ! まだまだ今年の終わりまで半月くらいありました。

一日一日大切に過ごしましょう。



2020/12/08

おくりもの

 


















毎年恒例の山手陶芸教室・茶道教室の忘年会。


最近ではご家族のご参加もあり、総勢30名以上のご参加をいただいていました。



そんな「密!」は避けないとならないので、少人数で何回かに分けてするかとか、

色々考えましたが今年は泣く泣く開催を見送りました。



忘年会恒例のビンゴ大会もありませんので、ささやかながら陶芸教室からの

贈り物を用意しました。


有志の生徒さんからの自作の器を、お好きな方に差し上げます!


教室にいらした時にご覧ください。


私が作った器もこっそり置いてありまーす。




2020/12/06

きゅうしゅう

 

















癒しの旅は九州へ。


ペーパードライバーの私が行けなかったところに連れて行ってもらいました。

ありがと~!!




初の熊本へ降り立ち、鍋ケ滝へ。この滝は裏側に入ることが出来ることで

知られていて、別名「裏見の滝」とも言われているそうです。


現在の阿蘇は、約9万年前の巨大噴火により形作られていて、その一つが

この滝です。


そして、気になっていたパワースポット「高千穂峡」






















この自然が作った造形美。
























人は、この形に憧れて作ることをやめられないのかな。

でも、いくら作っても作っても追いつかない自然の美しさの前で、ただ

呆然と見つめるのみです。


それが気持ちいい~。



温泉に入ってまた気持ちよく、とても癒されました。


よっしゃー!!また気張りまっせ!




2020/12/05

つぼや

 























師走になり、本当に師走って状態になってきました。


色々やること、あるよね。



その前にほっとのんびり癒された日々のことを少々。



那覇に滞在して、壺屋の「壺屋焼博物館」へ久しぶりに訪問。


こちらの裏にある「ニシヌメー」には、那覇に行くと必ず寄らせてもらうのですが、

博物館に入場券をお支払いして観るのは何年振りか。






















壺屋焼、沖縄の焼き物の歴史を学んで、実物をじっくり見ました。





電気がない時代は、こうして蹴ロクロで作っていました。

























新潟の友人、庵地焼の窯元で蹴ロクロを経験させてもらったけど、

ホントにシンドイで~。

唐津の作家さんは痔になったって・・・(尾籠な話でゴメンナサイ)




























こういう道具を見るのも好き!

色々な分野で道具は使われるけど、その道具も人が作っていて、

それらの使い方にも人それぞれのこだわりがあったりして、

「へ~っ」と思ったり、「これもいいよ」って思ったり。




1日に何回か、時間毎に放映される壺屋焼の紹介VTR。

何とはなしに見ていたら、「育陶園」のみなさんが続々出演していて、

その後に会いに行きました。



那覇では、あとは呑んだり三線のお稽古をしてもらったりと、の~んびりしました!








2020/11/24

おおのやま

 





丹沢山塊の一つ、大野山に登ってきました!

標高 723m


晴天に恵まれて、少し暑いくらいでした。




























御殿場線「谷峨駅」から吊橋を渡ったりしながら登山口まで歩いていきます。





やはり、昨年の台風19号の影響が未だに残っているようです。





















ふむふむ、帰り道に迂回路があるのね。

























色付いてきている樹々を眺めながら歩いていきます。























気持ちイイーーー!!


























なんとか無事に山頂へ到着。

あんなに途中は晴れて気持ちが良く、暑いくらいだったのに、

山頂は曇っていて風が強く寒い~。

























そんな時はキノコ汁で温まる!  ゆき味噌持参です。




























友人は豚の生姜焼きと玉子焼きを作って来てくれました。

そしておにぎりとともにいただきました。



写真はないけれど、美味しい珈琲も淹れてくれました。

頂上で食べるおにぎりや、珈琲はなんでこんなに美味しいのだろう?





さて、パラパラと雨が降ってきたり、身体も冷えて来たので下山しましょう。



帰り道は、コンディションのことなど色々考えて皆で相談し、

迂回路を通るのはリスクが高いと判断し、元来た道を降りることにしました。


身の程を知る~。






















背の高いススキの間を通って降りて行きました。












向こうに見えるは相模湾じゃろうかのぅ。


大野山は富士山が美しく見える山ということで

「関東の富士見100景」に選定されているらしいけれど、

今回はチラリとしか見えませんでした。



でも丹沢の山々は美しく眺められて満喫満足でした!






2020/11/22

すやき

 
























陶芸教室の素焼き!


本日は窯詰です。






















黄色い素地の作品が多いのは、年に一度の志野焼窯のため。


この黄色い粘土は「五斗蒔土(黄土)」



山手陶芸教室では、釉薬や、窯との相性からオーナーが何年も試して

この粘土に落ち着きました。

























毎年恒例の、保育園の園長先生が作る卒園児たちへの贈り物。

素焼きの後、それぞれに絵付けをしていきます。




来月は志野焼のための釉掛けを優先していただきまーす!





2020/11/21

そこすり

 




ご注文をいただいて、焼きあがった器をそのままお渡しすることはありません。


高台の、畳付きは釉薬が掛かっていないので、ザラザラしていることがある。

あ、畳付きとは畳にじかに触れる部分、今は畳にじかに置くものは抹茶碗くらい

でしょうから、テーブルにじかに触れる部分とでも言いましょう。




















その部分をヤスリですって滑らかにします。






















まず砥石を使ってから、紙ヤスリで仕上げ。

紙ヤスリも、番手の違うものを2種類くらい使って仕上げます。(粗目→細目)


耐水ペーパーなので濡らしつつヤスリをかけると傷が付きにくくなりまーす。



滑らかになると私も嬉しい。


使ってくださる人のことを思ってする「底スリ」でした。







2020/11/17

みそ

 




今年のゆき味噌解禁!


今年も美味しくできました。

ま、おカビさんが多少発生していましたが、その部分を取り除けば

全く問題なくいただけます。



やっぱり、時々蓋を開けてニヤニヤ眺めているのがいけないのかしら?

一緒に仕込みに行った友人たちはカビが発生しなかったらしく、

聞くと一度も蓋を開けなかったと言う。


でも美味しいから問題ないや~。


早速お味噌汁にて。





















シジミ(殻から身をむいて)、エノキ、お揚げさん


シジミの出汁がまた美味しい~。

手前味噌ですが、最高に美味しいです!!


味噌をちょっとご飯にのせて食べてもいい~。



先生!今年も献上いたしますよ。




2020/11/14

どんぶり

 




9月に作陶に来てくださった、FM横浜のリポーター 藤田優一さん

どんぶりが焼きあがりました!



どんぶりというよりも鉢、ですがご希望通りに焼きあがったと思います。


すでに発送済だったので、昨日の朝の番組で紹介してくださっていました。

こちらは聴者プレゼントなので、当選した方に転送されます。























内底に押した印花(粘土で作ったハンコ)に釉薬が溜まってキレイ。



どんな料理が盛られるのかなぁ。