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2023/11/03

のう

 




世界遺産に登録され、日本100名城の一つ「中城城跡」で、

能楽特別公演が行われるということで出かけてきました。




















三の郭の前の広場に特別舞台が設えられ、午後6時開演を待ちつつ

陽が沈んでいく様を眺めていました。


公演中は勿論撮影禁止なので写真はありませんが、

まずは沖縄の「琉球芸能」を堪能して

能「大江山」の演目を楽しみました。

「大江山」は酒呑童子伝説を題材とした物語で、最初に内容と

おおまかな台詞が書かれたプリントをいただいていたので内容もよくわかりました。


すっかり暗くなってきて、空は雲が流れて、灯りに照らされた能面

風に揺らめく衣装、謡いや鼓の音がとても美しく、瞬く間に時間が過ぎていきました。



琉球芸能も紅型の衣装の黄と裏地の赤の対比がとても美しく、

踊りの方の白い手がひらひらと暗闇を背景にして動く姿が妖しく印象的でした。



















余談ですが、今まで何度か能を観たことがありますが、

鼓の音が始まり謡いの独特な抑揚のある声が聞こえてくると

すぐに眠りの世界へ引き込まれていきましたが、

今回は全く眠くなりませんでした。

それもそのはず、まだまだ暖かい(暑い)沖縄ですが、夜は気温が下がり、

風もあったので薄着だった私は少し寒く、よい眠気防止になっていたようです。


2023/05/06

あまわり

 




















里がお休みの日に、まだまだ心配な車の運転の練習に付き合ってもらい、

その流れで勝連城跡まで運転し、2年前くらいに出来た

歴史文化施設を訪れました。


ちょうど、パフォーマンスが始まるとのことで見学させてもらうと、

勝連城に居城していた阿麻和利(あまわり)の物語を、

地元の中高生がセリフ回しと踊りで表現したものでした。

現代版組踊「肝高の阿麻和利」として先輩たちから受け継いで、

もう20年、海外などでも公演を開いているそうです。



この施設での演技は一部ですが、みんな生き生きして演じていて、

見ている方も心躍るようでした。


8月に東京公演が行われるようなので、お時間があるかたは

足を運んでみては?


肝高の阿麻和利




2023/03/28

みんよう

 
























沖縄民謡の7団体が参加している


「沖縄県民謡合同連合会」の旗揚公演を観に行ってきました。


末席ながら私も所属している沖縄民謡保存会の師範や門下生の方々も

出演されました。



沖縄民謡だけでなく、民謡の担い手は段々減少傾向にある昨今、

大御所の方々が尽力されていることが窺えます。


この会の発起人である大工哲弘さんは、昨年の朝ドラに出演されていました。

ドラマの役柄も三線の大御所というところで、

その中での演奏も、沖縄民謡をあまり知らない方でも

感じ入るところがあったと聞いています。


どの世界も、先人たちの努力によって繋がっているのだなぁと、

感謝と感動の舞台でした。



会場に足を運んでいるのがご高齢の方が多く、

それこそ足の運びも大変そうで、もっと若い世代もこぞって来場すると

いいのになぁ、と感じました。





2019/10/23

こくりつ




またもや関係ない写真ですがお許しください。





今回は、国立能楽堂での能鑑賞でした。


「国立」の劇場は、東京と大阪と沖縄にしかないのですよ。

沖縄は芸能の島ですね。


いつか沖縄の国立劇場で「組踊」を観てみたいと思っています。





さて、能のお話にもどします。

今回の演目は


能  「井筒」

狂言 「磁石」

能  「雷電」


能と能の間に狂言が演じられるのですが、一番目の能と狂言が

終わるまで、休憩はありません。時間にして約2時間!

道に迷ったため、開演時間ギリギリに飛び込んだ私はトイレに行く時間が無く、

休憩まで大丈夫だろうかと思っていたけれどなんとかもちました。



休憩時間15分のアナウンスがあったと同時にトイレへ向かおうと思ったら、

同じような女性たちが脱兎の如くトイレへと向かって行きます。


ああああああ!出遅れた

じっと待ちましょう。





そして2番目の演目「雷電」は、女性で能楽師になられた

宮内美樹さんがシテ(主役)を演じます。



シテは面を被っているのですが、後からお話を聞いたらほとんど何も

見えないので、舞台では勘と稽古で繰り返す歩数などで場所を確認している

とのことです。舞台から落ちそうになることもあるらしく、命がけだと

おっしゃっていました。



最初に声を聞いた時、「あれ?女性って聞いていたけれど、男性なのかな?」

と思うくらい声が低く響いていました。

入門する際、声を低くすることが条件で、鍛錬して声を低くされたそうです。




狂言には、野村萬斎さんが出演されました。

身体能力、バランス感覚が素晴らしかったです。

やっぱり狂言って、面白いんだよな~。



「能」のことはまだまだ分からないことだらけ。

でも、今回最後まで眠らずに鑑賞できたことで(昼寝必須)

俄然興味が湧いてきたので、

また機会があったら出掛けようと思います!









2019/10/21

のう





NO!

猫のお股にドロボーが付いているのに、グッスリ眠っている姿がなんとも。



全く写真とは関係ないのですが、先日「能」観賞して感じたことを書きます。






そもそも、数年前に妹と能を観に行った時、開始数分後に催眠術にかかりました。



ヨ~~ォ、ヨ~~~ッォッ、ヨ~~ォ、ポン!(鼓の音)

プフィ~~~ピィィィ~~(笛の音)



そして訳のわからない言葉で絶妙な抑揚で謡われるものを聞いていたら、

目蓋が重~くなってきて、隣の妹を見たら首がガクンガクンしていて、

私もいつの間にか首がグルグル回っていました。


ハッ!と気が付いたら終わっていて、その後すぐに狂言に入りました。

不思議と狂言は意味もわかり、面白くて「ギャハハ!」

と笑っていたのです。

しかーし!

その後また能の演目が始まったら、即座に催眠術にはまり、

姉妹は夢の中~。




後々、能鑑賞の先輩に聞いたら、それは当たり前の反応とのこと。

能のあのリズムには、人を眠りに誘うものがあるらしい。



それにしたって、ちゃんと鑑賞したいものだと、ずっと思っていたところ、

知人の紹介で、女性で能楽師の厳しい修行をして独立し、

シテ(主役)として舞台に上がられている方の公演に行くことができました。



そもそも、「シテ」、「ワキ」、「アイ」とか、能の仕組みや

演目の内容を知っていないと見ていても分からない。


舞台上でおじさんたちが紋付袴で鎮座していて、謡ったり、

シテの衣装の交換を手伝ったり、なんだかツッコミ所が満載なんです。




まずは、今回寝ないで見られた(昼寝していったから)ことで

気が付いたことは、小鼓の演者が時折鼓をベロンベロンと舐めていたこと!

あとから聞いたら皮を湿らせることによって、音色を調整しているとのこと。

「息を吹きかけて湿らせる」っていう表現もあったけれど、いや、あれは

絶対舐めてたもん。

遠目からですがそうとしか見えなかった。




え?気が付いたことってそんなこと?

まだまだありますが、長くなったのでまた今度。


能の世界も奥深くて、1回だけでは終わらない。

お付き合いくださいませ~。











2016/05/18

すもう




初めての相撲体験。

いや、私が相撲を取ってきたのではありません。
両国国技館に五月場所を見に行ってきました。




平日にも関わらず、満員御礼。

私たちは2階席からの観戦でしたが、良く見えました。



お昼前には着いて、三段目あたりからの取り組みを見たり、館内をうろうろし、
1回は再入場できるので外に出てちゃんこ鍋を食べたりしました。

そして十両の取り組みも見て、幕内の入場。




どんどん体つきが変わってくるのがわかりました。



そして横綱入場。

 白鵬と日馬富士は「不知火型」



鶴竜は「雲竜型」
























ま、違いは詳しくはわからないけれど、綱の後ろの結び方が
違うな~。






























昔、学校から帰ると、炬燵で祖父が相撲を見ていて、
私もその隣で一緒に見ていたことを思い出しました。

テレビで見ていると分からない色々なことが見えて、面白かったです。

実力の世界だし、対応が幕下と幕内では違うし、ましてや横綱たるや。


この日の結びの一番で、日馬富士が隠岐の海に負けた時、
再三館内放送で「座布団は投げないでさい」と言われていたのに、
1階の升席の人が座布団を投げまくっていたのは、2階から見ていて
なんとも美しくない景色でした。

相撲はもともと神事だったのですから、色々不祥事のある最近の
相撲界ですが、観客もわきまえたいところです。

と言いつつ、2階席でビール飲みつつの観戦。


楽しかったので、また行きたいな。






2015/09/17

ぶんらく




















念願の文楽(人形浄瑠璃)を観に行ってきました。

半蔵門にある 「国立劇場」 での9月公演です。

第一部のみ見ましたが、それでも4時間!
以前、能を観に行ったときは瞬時に眠りの世界に誘われ、
正面に座っていたのに気持ちよく目を閉じていましたので、今回は
どうだろうと思っていましたが、幕が開いてからずっと、楽しくて!
面白くて!眠る暇はありませんでした。

「面売り」
「鎌倉三代記」
「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」

以上の演目でした。

義太夫の節回し、三味線の時に太く、時に細く、場面を語る音。
人形使いたちの息の合った動き。

人形が生きているように見えました。


今度の東京公演は12月らしい。
また観に行こう。本場大阪でも観てみたいなぁ。

























あ~、本当に面白かった!!