2018/04/28

はけめ




オーナーより、茶碗のご注文をいただきました!


色々相談させていただき、「刷毛目茶碗」を作ることになり、

まずは素地作りから。






















この土の塊の中から、何個も茶碗を挽いていきます。

5キロ玉で、今回は11個出来ました。




全部で30個のご注文ですが、何が起きるか分からないので、

出来る限りつくり、結局34個となりました。



1~2日乾かして、今度は削り!





乾燥し過ぎないように、 ビニール袋で包みながらの作業。




高台が出来てきましたよ。

なんとも難しいもんじゃのぅ。


























削りかすも捨てずに、また柔らかくして何度も使います。

薄く挽いているつもりですが、こんなに削りかす出ましたよ。







そうしてさらに、化粧泥で刷毛目を施しています。

一発勝負だもんで、緊張するわ~。






















今泉氏お手製の、藁を束ねた刷毛で一気呵成に(気持ちは)

描いていきます。





まずは内側から。

ええい!勢いでやるしかない!






















はい、外側もー。


手が慣れたころに終わるというこの現実。



はてさて、どのような仕上がりになりますか。



なにはともあれ、作らせていただけることに感謝です!





2018/04/23

たけのこ




タケノコづくし!


と、言っても私が作ったのではありません。



「あ~、タケノコ食べたいな~。筍ご飯~~。」

と、思っていたら、お隣に住んでいる大家さんが、

作って持ってきてくださったのです!感激~。

こんな素敵な器とお盆に乗せて。










心が豊かになるわ~。


奥のぬか漬けは、もう50年くらいの年代物のぬか床から生まれたもの。

お嫁に来られる前から今までずっと、朝晩かき混ぜているそうです。


おみそれいたしやした!


冷蔵庫のぬか床をちまちまかき混ぜている場合ではありませんな。


それにしても、ご飯も煮物も出汁が上品で、涙が出るほどおいしかったです。



私も前の晩にタケノコを買ってきて、下茹でしていたんですよ。(ホントに!)

それで翌日筍ご飯を作ったのですが、大家さんの筍ご飯に、完敗!



こちそうさまでした!  いつもありがとうございます。








2018/04/20

こひき





先日、高校茶道部の生徒さんが陶芸体験にきてくださった時に

作られたお茶碗を削り、ほどよく乾燥させました。


今回の仕上がりは「粉引(こひき)」にしたので、これから

白化粧土を掛けていきまーす。


「粉引」という技法は、朝鮮から伝わったもので、当時白磁が

貴重だった時に、白い器に憧れて赤土に白い粘土を溶かしたものを

掛けて表面が白くなるように作ったもので、粉が吹いたような

仕上がりになったために、「粉吹き」とか、「粉挽」などと

呼ばれるようになって定着していったと伝えられています。


素焼き前の生の素地に掛けていくので緊張します。

下手すると素地が崩れてしまうこともあるのです。ひ~~。






よく攪拌して、どんぶりと化粧土を掛けていきます。








生ですから、手早く!

手がスケキヨのようになっても気にしていられません。(古い)






はい、無事に掛け終わりました。


タイミングが大切で、器の乾燥具合や、化粧土の濃度、その日の天候にも

左右されます。天気の良い日の昼間が一番良いのです。


化粧土を掛け終わった器は、日陰の風通しのよい所でしばらく乾燥させます。





崩れずに無事だったのでホッとしました。

これから素焼きをして、透明釉を掛けて本焼きです。


まだまだ工程は続く~。








2018/04/17

はなことば




たくさんの花が咲き乱れる季節です。

ハナミズキ、コデマリ、スズラン、ツツジ、バラ etc.


4月17日の花はなんだろう?と思って調べてみた。

「アイリス(アヤメ属)」


仲間は色々。

花菖蒲、カキツバタ、シャガもそう。



アイリス全般の花言葉は「希望」「勇気」「伝言」




写真は、山で見かけたシャガです。

また山へ行きたくなってきたなぁ。






2018/04/14

いけばな




陶芸教室に通って下さっている生徒さんが、小原流の華道をされています。

小原流横浜支部が90周年の記念の展覧会を横浜高島屋で開催していると、

招待券をいただいたので観に行ってきました。




小原流の家元の生け花が冒頭の写真です。

うぉぉ~、入って最初に目に入るお花なので、あっ、今回はこういうお花

なのねっと、感じました。





藤もきれいですが、台となっている家具も素敵。




こちらが陶芸教室に来てくださっている方の作品!







庭ができあがっとる~~!!


とても大きな作品で、ここだけで物語が生まれそうです。

5~6名の方々との合作ですが、すごい迫力です。

























五重塔があるし、大きな水盤の池には鶴が飛んできているし。




呆然と眺めていたけれど、まだまだ先があるので気を確かにして

順路を進んでいきます。











































バナナ。


花も背景も照明も花器も、練りに練られているのだろうな~。

バナナの花ってとても惹かれる。奥深い自然の造形物。




織部の手付き鉢にちりめんキャベツ。






こちらも織部の蓋物にちりめんキャベツ。




華やかで、きらびやかで、堂々としている花が多かったです。

使われている花器や家具などの小物も楽しかったな。



16日(月)まで開催しています!






2018/04/11

じてんしゃ





「田園発 港行き自転車」 宮本輝 著



また、夢中で読み続けて鳥がチュイチュイナ~と鳴く朝方になってしまう

本に巡り合いました。

若いころにも「錦繡」や「青に散る」などの著書を読んでいたけれど、

こんなに心を鷲掴みにされるほどではなかったんだよな~。



歳を重ねるって、ほんと面白い。



陶芸教室の生徒さん方から、色々なジャンルの本を貸していただいています。

宮本輝さんの本を紹介してくださった生徒さんには、本当に感謝しています。


なので、ここで私もご紹介。




序章は、富山県から東京の企業に就職するために上京した二十歳の女性が、

その企業を一年半勤めて、退職して故郷へ帰ると決めて、

会社の送別会の時の挨拶で、どれだけ自分の故郷が素晴らしいかを語り、

「是非、私のふるさとへきてくれ」と言うところから始まります。



「富山湾を背にして、黒部川の上流に向かって立ち、深い峡谷がそこで

終わって扇状の豊かな田園風景が始まるところに架けられた愛本橋の

赤いアーチを思い描く」



挫折感や、周りの人への感謝や、たくさんの思いがないまぜになって、

ど田舎から東京へ出てきた私にも、とても感じるところがありました。




そこから富山、東京、京都と、3つの場所に暮らす人々を行き来して、

家族や、会社や、花街などを通して、人と人の心の交流を綴っていきます。



またもや、料理が小説の中で丁度良い演出として登場して、作って味わって

みたいな~と思うのですが、今回の重要なアイテムは「自転車」です。



今は自転車に乗ることがほとんど無くなりましたが、子供のころ、

補助輪を外して父親に後ろを支えてもらって、


「手を離さないでね~、離さないでね~!(振り向いて)

ぎゃぁ~!!離さないでっていったのにぃ~!!(どてっと倒れる)」


と、いう経験をして乗れるようになってから、

片道40分以上の道を通った高校時代まで、自転車は身近なものでした。



風を体いっぱいに感じて、田舎の畦道を走っているあの頃の自分をも

思い出して、物語の持つ力をまた感じました。




おススメの本の紹介、でした。






2018/04/03

しーさー




今日、4月3日は「シーサーの日」なのですって。


そうとは知らず、丁度シーサーを作っていましたヨ。

まだ途中ですが、こちらで4体目です。



初めてのシーサーは、沖縄のゆうなさんのお家にいます。





















2体目は、友人のやっちゃんにご注文いただいて、可愛がってもらっています。























3体目は、グループ展に出展させてもらった所、気に入って

購入してくださった方がいました。









招きシーサーにしたのは、いつも創作の着想をくださる人が教えてくれたからです。





シーサーは、何を招いているのでしょう。

「幸せ」ということではなく、「それぞれの人に必要な体験」

だと思っています。



喜びも悲しみも色々な経験をこれからもするでしょうけれど、

このシーサーが、乗り越えて行けるよう見守っている

と、そんな気持ちを込めて作っています。


楽しい、嬉しいことが多い方がいいけれど、反対のことも多い人生。

体験したことは無駄ではないので、また一つ経験して、強く優しくなれる

ように、シーサーも応援してますよ。



4体目のシーサーは、誰のもとへ旅立っていくのかな。


うちっち(静岡弁で自分の家のこと)にずっと居たりして。






2018/04/02

たいけん




毎年、この時季に陶芸体験に来てくださる、高校の茶道部のみなさんが、

今年も来てくださいました。

15名の参加です。




電動ろくろで抹茶碗を作ろう!


今回は「粉引茶碗」に仕上げます。



まずは、作り方の見本をオーナーが実践します。

みなさん真剣に見ています。


そして体験が始まったらあっという間!

あちらこちらから、悲鳴が聞こえたり、爆笑が起こったり、

ひっそりと静かに取り返しのつかないところまで行っていたり…。


とにかく楽しく体験していただけたようでよかったです。


体験中は、私たちもみなさんの手助けをするため手が泥まみれなので、


祭りの後の写真しか撮れません。






これから乾燥させて、高台を削り仕上げていきます。




出来上がりまでしばしのお時間をいただきます。


また来年も、お越しくださることをお待ちしています。


ありがとうございました!