2016/01/29

むねまろ



渋谷にある、「松濤美術館」で開催中の

「石黒宗麿のすべて」展を見に行ってきました。






















人間国宝の認定が始まった時に、陶芸界で初めて人間国宝に
認定されたうちの一人です。
この時、他に認定された人は、富本憲吉、荒川豊蔵、濱田庄司
です。

石黒宗麿は、中国陶磁の研究に力を入れたり、たくさんの技法や
釉薬を試して、独学で自由な発想で陶器を作り続けた人です。

作品を見ていると、「求道者」という言葉が浮かびます。
でも、堅苦しいのではなく、のびのびとしたところもありました。

陶磁器だけでなく、書画も展示されていたのですが、実はそちらの
ほうが、私は好きだったなぁ。

1月31日(日)まで開催しています。





2016/01/23

ぼたんてん





今年もボタン展の季節がやって参りました。

今年は10回目のボタン展。私も参加させていただきます。



「ボタンインスピレーション Vol.10」

場所   銀座 AC,ギャラリー

日時   2016年2月3日(水)~2月12日(金)

      午前11:00~ 午後7:00(最終日 午後5:00迄)



銀ブラがてら、是非お立ち寄りください。
私は2月9日(火)の夕方に、会場に行く予定です。
































2016/01/20

かんせい




金継ぎ完成しました。

やっぱり…かぶれが出ました!
最後に漆を継いだ上に塗って、その上に金を蒔くのですが、その時に
油断してマスクをしなかったからか、出た出たかぶれ。

次回は気を付けよう。





















まだまだ技術が足りないので、よく見ると下手っぴですが、今回は
これで許してもらおう。

何度も繰り返して、腕を上げていきたいなぁ。




2016/01/18

はしご




昨晩は寝ている間に雪が降り、朝起きて窓を開けたら雪景色。
昼ごろには雨でだいぶ溶けていましたが、まだ雪の残る銀座へ出かけました。


呑み屋をはしごすることはよくありますが、ギャラリーをはしごするのは
久しぶりです。





















まずは、奥野ビルの中にあるギャラリー「オフィスイイダ」 で開催中の

コイケジュンコ展「名所じじばば百景 ~珍の風にのって~」
































木版画の作品ですが、色々な場所の中に、じじばば様が入り込んでいる、
くすっと笑みがこぼれる作品たちでした。

悪気は無いのだけど、写真を撮った時にふと入り込んでしまうじじばば様を
イメージしつつ、安藤広重の「名所江戸百景」への憧憬、尊敬を込めて制作
されたそうです。

1月23日(土)まで開催しています。



さて、お次は同じ銀座にあります「阿曾美術」で開催中の

西岡良弘先生の個展です。


























唐津焼の作品です。
斑唐津の扇面向付(上の写真)も素敵でしたし、写真はありませんが、
八寸角皿が素敵でした。

西岡先生が、新しいものを作ろうとしている心意気を感じ、私ももっと
精進せんと!とハートに火が点きました。

しばしのんびりとお茶をいただいたりお話しつつ、次へと向います。





三軒目は神保町 「アート・ギャラリー Corso」で開催中の

松尾多英さんの個展 「砂」


100号Fのキャンバス9枚に描かれた「砂」が展示されています。
毎回違う表情の「砂」ですが、今回は特に前回までと違う表情を感じられました。

「砂」の中にぽつんと自分がいるような気持ちになるのはいつものこと。
絵の中に居る自分を、遠くから見ているような心持になります。

遠くから、近くからじっくりと見させていただきました。

松尾さんも会場にいらっしゃって、色々お話させていただきました。

これからも「砂」が増え続ける限り、足を運ばせていただきます。




縮小されたものを、家で写してみました。

前回、前々回のものもあるので、今度全部繋げて眺めてみよう。

こういうはしごも、いいもんですね。

きんきんと冴えわたる夜の空気の中、上を向いて歩きたくなりました。
星がきれいで、口を開けて見ていました。


足元気を付けないと滑りますよ~。






2016/01/15

らいぶ





やっと冬らしい寒さになってきましたね。

風邪などひいていませんか?


ライブのお知らせです!


福岡史朗&松平賢一ライブ」 /小林徹也


日時  2016年1月30日(土)   
     午後 4:30  開場
     午後 5:00  開演

料金  1500円+ドリンク代   中学生以下無料



出張コーヒー屋さんも来てくれて、美味しい珈琲を入れてくれます。



お時間がありましたら、是非、お越しください!

ゆるゆるとした音楽と空間を、一緒に楽しみましょう。


ご予約、お問い合わせは山手陶芸教室までお電話ください。

山手陶芸教室
電話 045-628-7650        担当  田口、柳原


































2016/01/09

とちゅう




金継の途中経過です。

小麦粉と漆を混ぜた「麦漆」で接着して、乾かしているところ。
あれから10日以上経っていますが、まだ乾ききっていません。

漆は、空気中の水分によって乾くという、なんだか不思議な性質らしいです。

なので、乾燥して気温も低い今頃は、乾きにくいのでしょう。

漆芸家は専用の「室(むろ)」を作って乾燥させますが、素人は簡易室を
作ります。

私は発泡スチロールの箱(ちょうど家にあった)の底に濡らした新聞を入れて、
適度な湿度を保ちます。

段ボールの内側を湿らせたものでもよいですよ。


もう少し乾燥させて、継ぎ目に漆を塗り、金粉を蒔いて仕上げます。


かぶれは、少~しだけ出ました。
まぶたの上と頬に少し。

やっぱりかぶれやすい体質なんだろうな。

でも、以前よりずいぶん軽く済んでいるので、これからも続けられそうです。

よかった。よかった。


2016/01/04

ふじさん





あけましておめでとうございます!

2016年もみなさんにとって良い1年となりますように。


生まれ故郷の静岡へ帰ってきました。
富士山がいつもそこにはあります。


昨年出来たばかりという、 「三島スカイウォーク」 へ行ってきました。

富士山を望む場所に架けられた吊り橋なのですが、歩行者専用の吊り橋と
しては、日本一の長さで、400mあるそうです。






















お正月と言うことで、橋を渡る人も多く、ゆっさゆっさと揺れていましたが、
富士山はよく見えました。
後ろを歩く若い女性二人が、
「今日は富士山きれいじゃないよね~。」と話していたのを聞いて、
地元の人だな~と思いました。

毎日、見ているもんね。


富士山にパワーをもらってきましたよ。

今年もよい器を作れるように精進して、みなさんに手に取ってもらえる
機会を作ります。

またお会いできる時を楽しみにしています!