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2023/03/16

せいじ

 





またもやリサイクルショップで掘り出し物見つけただ。


 有田焼窯元  川製磁 の5枚組の器。


直径10cmほどの薄造りの美しいお皿。


手描きの上絵が可愛らしい。





















使うことが嬉しく楽しくなる器。


深川製磁は創業120年余、職人の技が代々伝えられています。






















この富士山の窯印も好き



日々を彩る器を、私も作ろう




2023/01/16

こめだ

 





名古屋発祥のこのお店、今や沖縄にもありますが、

これは横浜出張した時。






















オリジナルのカップ&ソーサー

こういうのって、どこで作っているのかなーって気になって、

裏返してしまうのが癖。






















おお、有田焼なんだー。


取っ手が持ちやすい。

口の厚さは私好みではないけれど、しっかりした作りです。

鋳込みかなー。


と、調べていたらこちらの頁に辿りつきました。




人の手で一つ一つ丁寧に作られているんだなぁ。

こういうおばちゃんの手には敵わないんだよな~

窯焚き職人のおっちゃん、かっこええな~



お店の方のこだわりに、窯元が応え、職人の方々が技を練る。


一杯の珈琲を飲みながら(サンドイッチも食べつつ)

ものづくりの来た道を考えたのでした。






お店でお皿を裏返す時には、中身が入っていない時にしましょうね。




2022/11/26

やちむん

 





今回の二人展は「ヤチムン」がテーマ。



展覧会2日目のお昼休みに、石嶺食堂のちあきさんに壺屋小学校で

行われていた陶器祭りに連れて行ってもらいました。
























育陶園も出展していました。



会場をぐるりと見て回って、それぞれが思い思いのヤチムンを購入。



ホクホクしながら石嶺食堂へ戻りました。



私はジーマーミ豆腐をのせたら良さそう、と思って買いました。























作ればいいではないか!

と言われても、やっぱりヤチムン好きだからつい、

欲しくなって買ってしまうのです。


人が作った器も好き。





2022/11/07

つぼや

 






壺屋で土日に行われていた、やちむん通り祭りに出掛けてきました。


壺屋の各窯元、店舗で器がお得な価格で販売されていました。






















今は火を焚かれることはなくなった東ヌ窯の見学をしたり。






























壺屋焼物博物館がこの日間は無料で入館できました。

湧田古窯展が開催されていて、ヤチムンの歴史を知ることが出来ます。





























壺屋の旗頭も舞い踊りました。




育陶園のみなさんにもご挨拶して、11月17日~の二人展のことを

アピールさせていただきました。

尾中先生が今回描いた作品の多くは、育陶園のみなさんがモデルになっています!




11月18日(金)~20日(日)には、壺屋小学校において

壺屋陶器まつりも行われます。


二人展とともに、陶器まつりも楽しんではいかがですか?









2021/11/15

おんた

 





ずっと憧れていた「小鹿田焼(おんたやき)」の里へ行ってきました。



小石原焼から陶工を招いて開窯され、今でも電気をいっさい使わない

製法で作られています。


ろくろは蹴ろくろ、登り窯で焼き、土作りも唐臼によります。

そんな窯業地は他にありません。




唐臼は、こうして水の重みを利用して







採取してきた土を粉砕して粘土を作っています。




昭和6年に柳宗悦氏がこの地を訪れて、その伝統技法と質朴な作風に

感銘して広めたことから、民芸の里として全国に知られて行きます。


その後も、バーナード・リーチも逗留して作陶し、小鹿田焼の技法に

影響を与えたということです。






















唐臼が土を打つ音が時折響いている、静かな山里。

焼き物の静かな力強さを感じます。



こういう所で作陶して、田畑を耕し生きて行くということへの

憧れもずっとあります。


でも、私には私の人生が、焼き物との付き合い方があると

今は知っています。



外側から見ていたら分かりえない苦労や厳しさがあるのは分かります。

それでもいいなぁ~って、しみじみ思うのです。




2021/03/19

あんちやき

 





新潟の阿賀野市にある「庵地焼」の窯元は、友人家族で営んでいます。


今も蹴ろくろで器を作り、土作りから全て手作業でしています。




















陶芸の学校で出会った友人に会いに行こうと、昨年末におなか先生と

友人と盛り上がり、計画を実行いたしました!




久しぶりに訪れたろくろ場は、変わらず北向きの少し弱い光が

差して、この一定の光のもとでろくろを廻している陶工である

友人や、お母様、伯母様、妹さんの姿を想像させるのです。
























30年振りに登り窯を復活させるため、空焚きをするという時に

手伝いをさせてもらったことがあります。

それが、もう12年前。

それから毎年窯焚きをしてきたそうです。




窯の傷みが激しくなってきていて、これからどうするかという所

だそうですが、窯場はシンとした空気が満ちて、良い気を感じられます。





















窯の内部は薪による灰や炎によって美しい色に変化しています。























ここで採ってきた土を水簸して、器を作れる状態まで持っていく作業も、

人の力でしています。重労働なんです。



写真では紹介しきれない、月日の重みと人々の想いと土の力が、

この場に居るだけでひしひしと感じられるのです。




日々使うための、手に馴染む、力のある器があります。





2020/12/05

つぼや

 























師走になり、本当に師走って状態になってきました。


色々やること、あるよね。



その前にほっとのんびり癒された日々のことを少々。



那覇に滞在して、壺屋の「壺屋焼博物館」へ久しぶりに訪問。


こちらの裏にある「ニシヌメー」には、那覇に行くと必ず寄らせてもらうのですが、

博物館に入場券をお支払いして観るのは何年振りか。






















壺屋焼、沖縄の焼き物の歴史を学んで、実物をじっくり見ました。





電気がない時代は、こうして蹴ロクロで作っていました。

























新潟の友人、庵地焼の窯元で蹴ロクロを経験させてもらったけど、

ホントにシンドイで~。

唐津の作家さんは痔になったって・・・(尾籠な話でゴメンナサイ)




























こういう道具を見るのも好き!

色々な分野で道具は使われるけど、その道具も人が作っていて、

それらの使い方にも人それぞれのこだわりがあったりして、

「へ~っ」と思ったり、「これもいいよ」って思ったり。




1日に何回か、時間毎に放映される壺屋焼の紹介VTR。

何とはなしに見ていたら、「育陶園」のみなさんが続々出演していて、

その後に会いに行きました。



那覇では、あとは呑んだり三線のお稽古をしてもらったりと、の~んびりしました!








2016/12/08

よみたん




赤瓦の上のシーサー。







読谷山焼き北窯の登り窯を見せていただきました。

ちょうど、翌週窯焚きをするということで、窯詰めをしているところでした。








長い板の上にぎっしり器を載せて運んでいます。











































こちらが焚口です。

北窯は,宮城正享さん、松田共司さん、松田米司さん、與那原正守さんの
4名の親方が所有する共同窯で、13連房式登り窯を年5回焚いている
とのことです。


「13連房」とは、13の部屋ということで、そこにぎっしりと器が詰め込まれ、
リュウキュウ松を燃料として、60~80時間かけて焼いていきます。
そうして同じくらいの時間をかけて冷まして窯出しするまで、1週間くらいの
日数がかかります。




























12月16日(金)~18日(日)まで陶器市が開催されるとのこと。

出来立てほやほやの器たちに会いたいな~。












2014/12/19

いくとうえん





















「伝統は 超えるためにある」

伝統工芸を学んだ京都での2年間。
「伝統」ってなんだろうと考えて、今も考え続けているけれど、
10年以上陶芸を続けてきて想うことは、守るだけではなくて、作り手が
生きている時代の中で感じたもの、時代の中でいのちが輝くものを
作り続けるということ。

時代に迎合するということではなく、その時代と先代を結ぶものを作り、
次の世代へ渡す何かを作り続けること。

京都伝統工芸専門学校(現:大学校)で同級生だった、沖縄の壷屋焼
窯元「育陶園」 の次代を担うために修行中の尚平くんが、個展の
最終日に来てくれました。
当代、お父上の忠さんもお越しくださいました。ありがとうございます!

その時に、尚平くんがぐい呑みを気に入って買い求めてくれたのは
本当に嬉しかったなぁ。

「自分で器を買って、使ってみることが大事だと思うようになったのです」

と、尚平君は言った。

人が働いて得たお金を使い、自分が作ったものを買っていただける。
そのことの有難さと尊さを改めて感じました。
しかも、同じように器を作っている人に買っていただけるなんて、
緊張するけど身が引き締まります。(ダイエット)

たくさんの職人さんやスタッフのかたを導き、ともに働いていくこれからの
尚平くんには、たくさんの課題があるでしょう。
それでも、彼の顔を見ていたら、とてもきれいな空気を感じました。
周りに感謝していて、なんくるないさ~の塩梅もあり、明るい光をその
笑顔の中に見つけました。

もっと、もっと、わくわくしよう。

冒頭の写真は、育陶園に行ったとき、とっても惹かれて家に連れて帰った
器です。
釉薬を掻き落としてできた面の、彫の生命力が好きです。


















伝統を守り、超えて行くために、前へ進んでいるのだね。


2013/12/20

やちむん





















那覇市の壺屋焼の窯元が並ぶやちむん通りに、
「育陶園」はあります。
こちらの窯元の次世代を担う、高江洲尚平さんとは、
陶芸の学校で同級生でした。
同級生とは言っても歳は私の方がかなり上なので、
学生時代は言葉を交わすことはほとんどなく、柱の陰で
弟を見守る姉のような気持ちでした。(こわいですね…)

卒業して8年あまり、まったく音信不通でしたが、9月の
石嶺食堂での二人展をきっかけに、共通の友人である
「庵地焼」の旗野明日香さんを通じて連絡をさせてもらいました。
尚平さんは、今では2児の父として、そして窯元を継いでいく者
として、逞しく土と向かい合っていました。いい顔してたな~。
尚平さんに工房などを案内してもらって、尚平さんのお父上の
当代(6代目)、高江洲忠さんにも会えました。
工房で働く職人のみなさんの顔が、きらきらして、楽しそうで、
本当に良い職場なのだなと感じました。

写真の唐草模様の飯マカイ。
赤土に白化粧土を掛けて、フリーハンドで模様を掻き落としていく
そうです、職人技!
毎日この飯マカイでご飯をいただいています。
小ぶりですが強くて優しい、用の美しさがあります。
沖縄の土、伝統的な釉薬を使って作られる日々の器たち。

毎日沖縄の風を感じて、ご飯もりもり食べて、私もいい器を
作るぞーー!と、元気をもらっています。
食べ過ぎ注意。


















photo  Sota Nakamura

2013/11/26

あんち

新潟市から南東へ20キロ。新潟平野のほぼ中央に位置する
阿賀野市に、「庵地焼」の窯元があります。
その窯元の次世代を継ぐために日々研鑽しているのが、私の
友人、旗野明日香さん。
明日香さんとは、お互い陶芸の技術を学びに行った、京都にある
京都伝統工芸専門学校(現:大学校)で知り合いました。
その学校は、全国各地から年齢もさまざま、履歴もさまざまな人が
陶芸だけでなく、漆や仏像彫刻など、伝統工芸を学びに来ています。
学校のことはまた別の機会に紹介するとして、私が学校へ通ったの
は29歳になる春からで、明日香さんとはだいぶ年が離れている
(私の方が年上です)にも関わらず、彼女の懐の深い優しさや、可愛
い笑顔に癒され、仲良くさせてもらいました。

卒業してから、お互いそれぞれの道を進みつつ、連絡を取り合い、
その存在に励まされてきました。
何年か前に現地に訪れ、30年振りに登り窯に火を入れるという事で、
湿気を取る空焚きを手伝わせてもらいました。
夜中に明日香さんと寝ずの番をして、色々お話したり、薪をくべたり、
よい経験をさせてもらいました。
鼻の穴がすすで真っ黒になったことはよい思い出です。

そんな明日香さんが初めて作ったという抹茶碗を以前に送ってくれた
ことがあります。
黒釉の艶やかな色、手のひらにすっぽりと納まる丸い感触。
好きです。

















庵地焼は、土づくりからしている、日本でも今では数少ない窯元
です。用の美を確かに伝えてくれて、日々の器の強さと優しさを
感じさせてくれます。

新潟へお出掛けの際は、庵地焼の窯元へ訪ねてみてはいかがですか。
あ、いらっしゃる時は事前に連絡してあげてくださいね。忙しくしてい
ると思いますので。

明日香ちゃん、いつもありがとね!