2014/06/15

はっすい


















釉掛けの前に準備が必要です。
上の写真は、器を伏せたものですが、丸い輪っかのような所を
「高台」といいます。
ひっくり返して、下に付く部分に釉薬が掛かっていると、窯の中で
釉薬が溶けて、下に敷いている棚板に器がくっついて取れなくなると
言う事態が発生してしまいます。
ですから、あらかじめ釉薬が掛からないように、「撥水剤」を塗って
釉薬をはじくようにします。
釉薬の色と、素地の色とのコントラストを強調するために、釉薬を
掛けたくないところに塗ったりもします。


















こちらが撥水剤。
透明な液体なのですが、透明だと
どこに塗ったかわからなくなるので
インクで色を着けてあります。
シンナーの匂いがします。
塗る時は気を付けて!


昔々は撥水剤なんて無かったから、ロウを塗ったり、そもそも撥水剤を
必要とする作り方をしていなかったのだろうな。
その時々で色々試行錯誤して、新しい技法を編み出していった人たちが
いて、それをうまうまと使わせていただいている。
ありがたいことです。
















どんどん塗りますよー。
換気しましょうね。

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