2018/10/07

ちんもく




先日、日本で2017年に公開された「沈黙 -サイレンスー」

という映画を観ました。

狐狸庵(コリアン)先生こと、遠藤周作の「沈黙」という小説が

原作となっています。


江戸時代の切支丹弾圧を題材にした、史実に基づいて創作された小説です。



宗教という題材を超えて、未だに変わらない、自分と違う人に対する不寛容さ、

役人や、権力を持つ人のエゴなど、

う~ん、江戸時代から人間は1ミリも進歩していないような気持になります。



科学や文明の進歩はあったとしても、人の心が変わらないと、

何度でも同じことを繰り返す。



「唯一の選択肢」


なんて存在しない。

それは人のエゴであって、もっと自分で考えて、選択して、

話し合って、道を見つけていくことが大切。



なんだかね、1本の映画から色々なことを考えましたよ。

誰かがこう言っているからこうだ、ってのは、やめにしましょう。



最後の方の場面で、小さな民である一人の女が、

選択した小さな行動に、私は最も感動して、涙が止まらなくなりました。



自分と違う人を理解しようとして、受け入れること。



弱き人間が、出来ることをやっていこう。






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