2025/06/22

ぎんこう

 



















年に2回の佳乃先生が来沖してくださっての吟行。


今回は東御廻り(あがりうまーい)の中からいくつかを選んで

巡ります。計画ではほぼ全てを廻ろうとしていましたが、

あまりの暑さで参加者の体調を慮って割愛バージョンとなりました。























東御廻りは14の御嶽や拝所を巡りますが、その10番目の

受水・走水(うきんじゅ・はいんじゅ)からスタート。

こちらはこんこんと湧き出る清水のある場所です。

走水の前には親田(うぇーだ)と呼ばれる田があって、これが

琉球における稲田の発祥とされています。ここで、豊作を祈ります。

最近の米騒動のことを想いつつ。




お次は11番目のヤハラヅカサと12番目の浜川御獄(はまがーうたき)

どちらも近くにあります。



ヤハラヅカサは初めにアマミキヨが降り立ったところとされている海辺で

この日は家族連れなどでいつもより人が多かったです。





















石碑がありますが、満潮時には見られません。

とにかくとても天気が良くて、海も空も美しかったです。

が!暑い。

























泳ぐ目的ではないので日傘で日差しをなんとか遮る。



各々句を詠み、句会を無事に終え、佳乃先生を那覇空港まで

お見送りして吟行が終わりました。



晴天の海辺に日傘咲にけり   由起











2025/06/20

くんぺん

 







今月の千明先生の琉球料理講座は


「くんぺん」と「シカムドゥチ」


「くんぺん」は琉球王朝菓子の一つ。

「シカムドゥチ」は豚肉や冬瓜を使った夏向きの汁物で、

昔は鹿肉を使っていたことから今では、「鹿もどき」からなまって

「シカムドゥチ」と言われているようです。
























シカムドゥチの具材の切り方を教えていただいています。

具材の切り方で、味が変わることもある。

どのようにいただきたいか、どのような場面で、誰といただくか。

そんなことも考えながら用意する。

それにもやっぱり基本を知っていると応用出来ていいですね。

























くんぺんは、餡のごまを擂ることから始まります。

昔はフードプロセッサーなど無いのでひたすら擂り鉢で擂って

いましたが、今では文明の利器を使います。

皮で餡を包んでオーブンで12分。

素朴なお菓子の出来上がり。


その他にも季節の薬膳料理を教えていただき、いつもの通り

みなでいただきます。



沖縄は梅雨が明けて毎日暑い日が続いています。

他の地域でも梅雨は明けていませんが、暑い日がありますね。

季節の食べ物を取り入れて、元気に過ごしたいものですね。



それにしてもお菓子作りは手強いなぁ。

お酒の肴は得意なのにな~。







2025/06/04

はーりー

 





















沖縄に、ハーリーの季節がやって来ました。

旧暦の5月4日(ユッカノヒー)、糸満漁港でのハーリーを

皮切りに、旧暦の5月いっぱいの土日は沖縄各地の漁港で行われる

豊漁と海上安全祈願の行事です。


海人里前が所属する漁協組合がある、平安座島のハーリも

先日行われました。


ちょうどいい天候。暑すぎず雨降らず。






















漁協組合からの振る舞い、「イカスミ汁」!

長蛇の列をなしていましたが、なんとかゲットして、

無料でいただける生ビール🍺と共にいただきます♪














レースも決勝戦まで観戦し、少しだけ日に焼けて家路に着きました。




















ハーリーのドラに音が、沖縄に本格的な夏の到来を

知らせるということです。梅雨明けはいつかな〜?




2025/05/31

のってぃんぐ

 








ノッティング織も終盤。

と言うより、経糸の最後の最後まで織らせてください~と、

小物を織っています。


ノッティング楽しい🎵


もう最後は模様は図面を書いたりせず、思いつくままそして

余った糸をどうやって使おうかと考え考え織って行きます。


そして織りあがって経糸にはさみを入れる時は、いつも断髪式の

気持ちになります。


次からはとにかく織物の手順を覚えるために、ひたすら最初から

繰り返してみる。


陶芸の道に進んだ時も、ひたすら何度も何度も同じ工程を

繰り返したなぁ。


あ、もちろん焼き物もしていますよ。

焼物は、窯に入れて出すまで、どうなるか分からないところもあり、

どうしても途中経過を写真にすることに躊躇してしまうのです。


窯を開ける時の肝ドンドンはやめられませんけれどもね。


出来上がりましたらまたこちらでご報告しまーす。




















2025/05/22

ぽーぽー

 







第三木曜日は琉球料理の日。

のひなちあき先生の琉球料理講座は


「あまがし」

「ぽーぽー」


旧暦の5月4日、5日に子供たちはこれらのおやつを

食べていたそうです。


普段耳慣れている「ぽーぽー」は、黒糖が入っていたり

甘いお菓子と言う印象ですが、本来はそれらは「ちんぴん」と

呼ばれ、今回の課題、甘くない生地に豚の油味噌を薄く塗ったものを

「ぽーぽー」と言うそうです。

今では「ぽーぽー」の方が普遍的なのでそれはそれでよろし、

と言うことですが、正しいことを知っているのも大切。



あまがしは緑豆のぜんざい。冷やしていただくとすっきりしていて

美味しい!


お菓子作りはあまりしたことがないので、ぽーぽーの生地を焼くのは

緊張しましたが、まぁまぁうまく出来ました。


油味噌も手作りで。意外と簡単に出来るのでお家でも作ろう。























その他に梅雨の時期にいただきたい薬膳料理

枝豆のスープ、豚とキュウリの和え物も教えていただきました。



どれもこれも美味しかった!


沖縄も梅雨入りしました。

身体に湿気がこもる時期なので、これらの料理も取り入れて

元気に過ごしましょう♪


2025/05/20

ぶくぶくー

 






波上宮にて「なんみん祭り」が行われ、俳句の仲間が

「ぶくぶくー茶」のふるまいをすると言うことで、他の俳句仲間と

待ち合わせて出かけてきました。



「ぶくぶくー茶」とは、那覇の一部の地域に伝わる伝統のお茶で、

「ぶくぶくー」の名前の通り、お茶の上にぶくぶくホワホワした泡が

載っています。


起源は琉球王朝の時代で、おもてなしのお茶だったらしいこと、

その後江戸時代には那覇の役人の家人たちが、茶道に代わるものとして

家庭で楽しんでいたという説もあります。


しかし、第二次世界大戦でお茶道具も失われ伝統が途絶えていましたが、

1992年に保存会が立ち上げられ、現在につながっているということです。


先日文化庁の「100フード」に認定されました。























炒り米を水に浸した液体と、さんぴん茶を混ぜたものを、

専用の容器と茶筅で泡立てて行きます。

茶碗に赤飯を少し入れて、そこにさんぴん茶を注ぎ、

泡を盛り、落花生を上に散らします。





















泡はスプーンなどは使わず、はむはむと噛むように食べて行きます。

吸い込むと気管に入り込むのでお気を付けて!

少し傾けてさんぴん茶をいただき、ちんすこうなどの琉球菓子と

ともにいただきます。


さっぱりとして美味しかったです🎵


あまりに暑い日だったので、俳句の仲間が波上宮の近所にある

ぜんざいのお店に連れて行ってくれました。

古くからあるお店らしく、扇風機しかない空気の中でいただく

ぜんざいは身に沁みました~。

たまたま持っていた手ぬぐいがかき氷柄でしたよ。


















2025/05/16

つゆ

 






梅雨入りしそうでしない沖縄。

今日もとてもよい天気です。


先週あたりは雨が続いていたのですが、その時に宣言できなかった

ようで、このまま行くと九州地方の方が先に梅雨入り宣言がありそうです。























ベランダのハイビスカス。

昨年の秋に枯れてしまったと思っていたけれど、

新芽が出てきて見守っていたらまた咲いたー!

沖縄の気候に合っているんだな~。

ずぼらな私でも、何個も何個も蕾をつけてくれて、ずっと楽しめます。


島の夏がやってくる~🎵