2015/04/21

ていしょく

















「定食」という響き、なんだか好き。

「焼き魚定食」「カキフライ定食」「刺身定食」「餃子定食」
「から揚げ定食」…

ご飯と汁物と主菜と副菜。

今日は「豚のしょうが焼き定食」。


最近では外食はほとんど呑みに行く時だけなので、大衆食堂
のようなところで「定食」を食べる機会が無くなりましたが、時折
無性に「定食」を食べたくなる。

子供のころ、祖父のお味噌汁だけに卵が入っていることが
うらやましかった。
家族が多く、全員のお味噌汁に毎日卵を入れていたら、家計が
大変なんだということを子供ながらに感じていた。
高校を卒業して働き始め、独り暮らしをするようになってから、
お味噌汁に卵を入れることを実践した。
大人になった気がした。
そして、贅沢をしている気持ちになった。


今でも贅沢をしている気持ちがして、少しの後ろめたさを感じつつ、
いつでも祖父のことを想い出す。

「食」にはだれにもそういう想い出があるものだ。

それにしても、今回の器は汁椀以外は全部自分で作った器を使っている。
陶芸を始めたころは、自分の器を使うことができなかった。
アラばかりが目について、使っていても楽しくなかった。むしろツライ!
それでもそのころから、私の器を使ってくれている人がいた。

今では自分の器をすきになって、使うことで見えてくる何かを次の
制作に生かせるようになってきた。
やっとこさっとこ。

器を使ってくださって、本当にありがとうございます!




2 件のコメント:

  1. 己の作った器に己の作った料理を盛りつけ喰う呑む
    最高の贅沢じゃのぅ

    摩耶山!

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    1. 自己満足だけどたしかに幸せ~。

      作れることに、感謝感謝。

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