2018/05/21

つる




知人の病気の平癒を祈って、千羽鶴を折っています。

私一人で千羽ではなく、周りの人たちで折っていますが、

今は時間のない人のために、完成した千羽鶴が販売されているそうです。

はて?


それでは本末転倒な気がします。


「祈り」を込めて自分の手で折ることが、千羽鶴なのではないかと思うのです。

祈りが込められたものというのは、もうただのモノではない。(え?怖い?)



「祈る」という言葉が重々しく感じるなら、なんという言葉に

置き換えられるのかなって考えていたけど、これという単語が思いつかない。



でも、器を作っている時、例えば注文をいただいた器なら、

注文をしてくれた人の笑顔を心に浮かべて作り、そうでなかったら、

いつかその器を使ってくれる未だ見ぬ人への想いを込めて作る。


ご飯を作る時も、食べてくれる人のことを思ったり、

自分一人のための食事を作る時も、野菜を切っている時に、

なんだか祈っているような気持になる時があり、

そう考えたら、生きることそのものが祈っていることと近くて、

毎日、丁寧に生きたいな~と思うのですが、忘れてしまう。


忘れるけれどこういう、鶴を折ったりしている時に想い出して、

なんだかこう、自分の深い所に潜っていくような感覚になるのです。



「折る」と「祈る」って字が似てるな~。


そうそう、だから折ることは祈ることなんだから、折るのです。

つるを。

鶴の折り方って、忘れないものですね。









2 件のコメント:

  1. わし、ちょいと前に、どぉも思い出せんで国際情報網の世話になったでよ
    惚け惚けぢぢぃ
    個展は秋かぁ
    十八切符使えんじゃん
    売れっ子は航空機で行くか

    あっ!夜行バスの手があるのぅ

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    1. え?本気の物忘れ?
      私は呑んでいる時のことをよく忘れるよ。

      生まれた土地に感謝の個展。

      飛行機だと遠回りになるから、東海道五十三次で是非!

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