2020/08/20

すみいれ




お茶会用の茶碗として制作していた茶碗が焼きあがりました!


2種類。

そう、この秋頃に2回のお茶会が予定されていて、

そのためにとご注文をいただき制作したのですが、お茶会は中止となりました。

それでも、腐るモノでもないですし、また別の機会に使っていただけるとのことで

最後の仕上げをします。




陶器には、「貫入(かんにゅう)」と呼ばれる釉薬に入るヒビがあります。

これは割れているのではなくて、土と釉薬の収縮率の違いによって出来る

模様のようなものです。

その貫入に墨汁を入れて、古びたような雰囲気を出します。






















素手で触ってしまうと手の油が移ってしまい、その部分に墨が入らなく

なってしまうので、手袋をして器を扱います。






















テカテカした黒い釉薬のようですが、墨です。

これを洗い流すと、貫入に墨が入った模様が出てきます。





右が墨入れした茶碗、左は入れる前。






















内側も。


私は入れない方も好きですが、お好みですね。

ご注文には出来るだけお応えします!







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