2019/10/16

しょうそういん



奈良で毎年秋に公開される「正倉院展」を、今回は天皇陛下御即位特別展

という形で東京国立博物館でも開催するということで行ってきました!



お目当ては「螺鈿紫檀五弦琵琶」(ラデンシタンノゴゲンビワ)

前回の公開から9年振りで、私は実物を見るのは初めて!


陶芸の学校に通っている時、夏休みの課題のレポートで、

正倉院の宝物のこと、螺鈿紫檀五弦琵琶のことについてまとめ、

奈良の東大寺の敷地内に佇む「正倉院」そのものを見にいったものです。(なつかし~)





















こちらは明治時代に作られた、模造品の写真です。


それともう一体、現在作られた模造品も初公開されていました。

完成までに8年の月日がかかったそうです。

その模造品は、奏でられるということも目的に作られ、展示室では

その音が鳴っていました。

気の遠くなるような作業を経て作られている琵琶。



そして原本は、なんとも言えない魅力を放っていて、溜息が出ました。

レポートを書いてから15年。

やっと会えたわねーーっ。(涙)




人間の手による最高の技術を経て作られた宝物の数々。

それを大切に今まで守ってきた先人たちの努力を感じました。

やっぱり工芸品って好き。

あと、足利氏や織田信長などが切り取ったという香木、

「蘭奢待」も展示されていて、意外と大きいんだな~と思いました。

まだその香りがするということですが、残念ながらガラスケースの中なので

香りはしませんでした。




しかし、とにかく人が多かった~。

順番通りには見られないので、好きなものからどんどん見て、

逆流してまた見たり、好きなものは何度も見て、なんとか見ることができました。



前期(10/14~11/4)と後期(11/4~11/24)

で展示替えするものがあるのでご注意を。

螺鈿紫檀五弦琵琶は前期のみの展示です。





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