2017/08/07

とけいそう





陶芸教室の生徒さんのお庭に咲いている「時計草」を

いただいて、自然の不思議に毎日みとれています。



夏の花は1日で終わってしまうものが多く、時計草も

咲いたら次の日にはもう閉じて、二度と再びその姿を見せては

くれません。

その代わり、蕾が次々と開いてくれる。






この蕾に触れると、中に詰まっている命を感じます。

明日開くことでしょう。



果物の「パッションフルーツ」は、和名を「果物時計草」と言います。

時計草の仲間なのですね。


時計草を英名で「パッションフラワー」と言うことから名付けられた

ようです。

この場合の「パッション(passion)」は「情熱」ではなくて、

「受難」の意味とされている。

キリスト教の布教に関係していると言われています。




その花を見ていると、情熱的なサンバを踊るブラジリアンの、

アカン!見えるってっ!と言いたくなるようなきわどい衣装の

ようにも見えるのだけど……




いつでもどんな花でも、静かに祈りを捧げているように見えます。

それは、私が花に祈りを託しているからかもしれません。




ルルルンルンルン ルルルンルンルン ルルルン ルン ルン ルン ル~ン
(花の子ルンルン風に……って、知ってる人います!?)







2017/08/06

ふじさん






飛行機に乗る時は、往路は必ず進行方向に向かって右の

窓側と、予約の時に指定します。

最近は沖縄への飛行機が専らなのですが、復路は左の

窓側です。



往路は富士山を見たいから!

何度飛行機に乗っても、新幹線に乗っても、富士山を見たい。

だって、静岡生まれだもの。


富士山はいつでもそこにあって、ランドセル背負って学校に通う時も、

失恋して自転車を引いて泣きながら帰る時も(いつのこと?)、

家に帰りたくなくてあてもなく彷徨っている時も、いつでも富士山は

居たのですよ。



飛行機の窓にべったりとくっついて、そのお姿を眺めることが慣例。


その富士山に、この夏初めて登らせてもらおうと計画中。

どーなるか。天候にもよるのでなんとも言えませんが、

共に登山する相棒に、色々とアドバイスをもらって準備中。

無事に登頂できたらご報告します。


ご来光を拝めるか。


雨女なので、10年近く前に計画した時は、早朝から大雨で

東海道線も運休し、断念した過去があり…。

でも、今は呼ばれている気がするので、山頂に立っている自分を

イメージして登ろう。




ちなみに沖縄からの復路はたいがい夜なので、上空から

沖縄本島の海岸線に灯る明かりなどを離陸後じっと見るのが好き

なのです。

























この写真は神奈川県の三崎あたりかな~?

地形が見えるのって楽しー。

地図がよめない女だけんど。








2017/07/31

めっせ




幕張メッセに行ってきました。

と、遠い…。

遠足気分で電車に揺られて、途中ネズミーランドを車窓から眺めて
海浜幕張駅に着いたら、なんじゃこりゃ~!というくらいの人、人、人。


この日は幕張メッセでのイベントもさることながら、
千葉ロッテマリーンズの試合がマリンスタジアムで
開催される日だったので、ま~えらいこっちゃの混雑でした。

初めての幕張メッセ。


友人が陶器で作ったフィギュアを展示販売するということで、
話は聞いていたけれど上手く想像できなくて、これは実物を
見るしかないな~と思って出かけました。






長沢芦雪という、江戸時代の画家が描いたほにゃららら~とした
仔犬をモチーフに粘土で成形しています。釉薬が金属のようで面白い。
手乗りのサイズです。








こちらは楽焼で、水木しげるさんの漫画に出てくるキャラクターです。
一見陶器ではないように見えました。











こちらも、漫画のキャラクターということです。



版権を取得したりと、色々と手続きをしたり、試行錯誤の話を聞いて、
新しいことを模索することの苦労や勇気やワクワクを感じました。








フィギュアの制作販売の会社「海洋堂」のコーナーには、
スウェーデンの陶芸家「リサ・ラーソン」の作品のミニチュアなどもあり、







佐藤邦雄さんの猫もいましたよ。



アニメのキャラクターのフィギュアなども会場にはたくさん展示されていて、
コスプレをした人とかも歩いていて、初めての体験でしたが、
モノを作るという情熱や、そのモノを手に入れたいという情熱(欲望?)など、
感じることが多くて、人も多くて酔いそうでしたが面白かったです。


知らない世界を見られる機会をくれて、ありがとう!











2017/07/27

にねんせい

 





子供たちの夏休みがやってきました!

昨年に引き続き、陶芸体験に来てくれました。


小学校1年生だった子が、2年生になって登場!

昨年も来てくれた4人と、4年生のお兄さんと2年生の弟くん、

同じく2年生の女の子が新たに加わって、総勢7名のご参加です。





昨年は、何でも好きなもの作ってよ~という方針でしたが、
今年は「ご飯を食べる時に使うものを作ろう!」と、一応の方向性を
示してみました。


取っ手付きのカップを作る子、お茶碗らしきものを作る子。







みんな真剣です!


1年生の時にはできなかったことが、たった一年でできるようになっている。

なんだかじんわりと感動しました。

子供の成長って、すごいなぁ。

それを見守る親御さん達を、あらためて尊敬しました。




一人800gの粘土を渡して、余ったので好きなもの作ったらいいさ~
ということにしたら、やっぱり面白いものを作る子供たち。






な、なんすか?とっても表情がいいっす。
夢に出てきそうっす。







一目見て、シンパシーを感じました。
そう、餃子だよね~。私も作ったことあるよ。勿論粘土で。
焼きが命!
美味しそうに焼きあげるからね。








土鈴です。奴隷と同じ読み方だけど、自由です!

内側に粘土の小さい玉を入れてあるので、コロコロと鳴る
ことでしょう。

ドラ〇〇〇の顔だよね。




今回はみんなに、それぞれ焼き上がりの色を、色見本を見て
選んでもらいました。






忘れないようにチョークで書いておきます。

なかなか細かい指示があって、やりがいがあるってもんだぃ!







出来上がりを楽しみにしていてね。


今回も楽しい時間をありがとうございました!!











2017/07/14

ひな




陶芸教室での制作は、器だけではありません。

季節の行事に沿った置物を作ることもあります。

昨年は、端午の節句の兜や、クリスマスツリーや干支の酉の

置物などを作りました。

そうしているとあっという間に時が過ぎ、お雛様を作る時間が

無かったので、今年は次の桃の節句に備えてまずは見本を

作ろうと思い立ちました。

生徒さんと一緒に作る前に、一度試作することにします。

窯焚きの時期の調整などから、今のうちから作らないと間に合わないのです。

パリコレ並みね!季節を先取り。




ん~、季節感無いけれど始めましょう。




型紙を作って、十二単の雰囲気が出るように3mmの厚さのタタラを

3枚重ねることにしました。

それを少しずらして重ね、ヒビ割れないように濡らした手ぬぐいに

包みながら曲げていきます。







使う粘土の性質にもよりますが、こうしてヒビが入りやすい粘土なので、

ゆっくり曲げて、ヒビが出来てしまったら、指でやさしくなでてあげます。



























そしてさらに折りたたんで着物の部分を作ります。






頭を付けて、着物の部分に印花を押して模様にします。


このあたりで気が付けばよかったのですけれど、

最初は女雛から作ろうと思っていたのですが、途中でなぜか

方向転換して男雛になっていました。


出来上がって、生徒さんに「十二単の雰囲気が出てませんか!?」


と意気揚々とお尋ねしたら、

「え…、男雛って、十二単を着ていませんよね…。」




はぅあっ!!!


言われてやっと気が付きました。

オーナーには、「オネエみたいですよ」、と言われ、

確かにそうだ…と アホ~アホ~と頭の中でカラスが

飛びました。







遥か昔にも、女装した男性は居たのではないだろうか。

オーホホホホホ。



はい。作り直します…。






2017/07/10

えんがわ





伯父と伯母が購入してくれた器を、お家まで届けに行った時の
お話をしますね。


伯父と伯母は、近いところで開催する展覧会には、いつも足を運んで
くれます。


この器も、4月に行われたグループ展の時に来てくれて、気に入って
くれました。

1点ものだったので、会期中は売約済みということで展示させてもらい、
後程お家までお届けにあがる約束をしました。


こちらは4枚一組の器です。







どのように使おうか、従姉も交えて色々考えてくれていました。

この日は、近所にあるケーキ屋さんのお菓子と、うさぎのりんご。
沖縄へ旅行した時に購入したという、ミンサーのテーブルクロスを
用意してくれていました。


使ってもらえるという喜び!

京都の山奥の陶芸学校に行っていた時代から、伯父と伯母は
ずっと応援してくれています。

本当に、ありがとうございます。



そうして色々お話ししながら時間を過ごして、伯父が囲碁をするという
話になり、私も見習い中です!ということで、一局打たせてもらうことに
なりました。



これよこれ。
こういう場面を想像して、いつか縁側で囲碁を打てる日が
来ればいいな~と思って囲碁を習っていたのです。

うっふっふ。

(あ、縁側で打ったわけではないです。
縁側があるお家がもうほとんどありませんよね。)


初段くらいの実力の有る伯父には全く歯が立たなかったけれど、
打てる喜び!


自分に全く向いていないことをしようと思って習い始めた囲碁。

未だに何も分かっちゃいないけれど、楽しいから続けます。


負け続けているけれど、勝ちも負けも同じことなんだと、
負け惜しみでなくて思っています。


でももうちょっと打てるようになりたいな~。







2017/07/07

たなばた





「たなばた」ってひらがなで書くと、「たなぼた」に一瞬見える。


7月7日は「七夕」。


家の前のマンションの大家さんは、季節ごとの花を飾ったり、
お正月には門松を据えたりと、住人ではないのですが
いつも楽しませてもらっています。

七夕の笹飾りも自らされていて、ご挨拶をしたら、

「短冊を用意しておくから、書いてね~」


って、住人ではないのに声をかけてくださった。

嬉しいな~。

お言葉に甘えてお願いしておこう!


何をお願いしようかな…。


まずは、雨が止んで欲しいな。

星に願いを。