2018/04/20

こひき





先日、高校茶道部の生徒さんが陶芸体験にきてくださった時に

作られたお茶碗を削り、ほどよく乾燥させました。


今回の仕上がりは「粉引(こひき)」にしたので、これから

白化粧土を掛けていきまーす。


「粉引」という技法は、朝鮮から伝わったもので、当時白磁が

貴重だった時に、白い器に憧れて赤土に白い粘土を溶かしたものを

掛けて表面が白くなるように作ったもので、粉が吹いたような

仕上がりになったために、「粉吹き」とか、「粉挽」などと

呼ばれるようになって定着していったと伝えられています。


素焼き前の生の素地に掛けていくので緊張します。

下手すると素地が崩れてしまうこともあるのです。ひ~~。






よく攪拌して、どんぶりと化粧土を掛けていきます。








生ですから、手早く!

手がスケキヨのようになっても気にしていられません。(古い)






はい、無事に掛け終わりました。


タイミングが大切で、器の乾燥具合や、化粧土の濃度、その日の天候にも

左右されます。天気の良い日の昼間が一番良いのです。


化粧土を掛け終わった器は、日陰の風通しのよい所でしばらく乾燥させます。





崩れずに無事だったのでホッとしました。

これから素焼きをして、透明釉を掛けて本焼きです。


まだまだ工程は続く~。








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