2018/07/19
もね
横浜美術館で始まった、「モネ それからの100年」を
観に行って参りました。
「それからの100年」がいつからの100年か、絵画に対する造詣の浅い私は、
いまいち上手く説明できませぬが、モネが「睡蓮」の制作に着手してからの
100年なのかな?
ま、そういうこと。
「印象派の巨匠」
などという言葉が人々の間でそれらしく言われているから、
そうなのか、
と思って「ふ~ん」と、どこか斜めに観ていましたが、
うん。
そんな言葉はどうでもいいけど、とにかく心が動きました。
「睡蓮」はそんなにたくさん無いし、モネの作品もたくさんは無いけれど、
モネの言葉で全てが反転しました。
「何を描くかが大事ではなく
その描く対象と自分の間にある何かを
表わそうとして描いている」
大体こんなことを言っているのですが、絵画に対して
どこか距離を置いていた心が解放されました。
理解するのではなくて、感じればいいのですね。
モネが見た風景を、モネの目を通して見ることを感じることが楽しいのです。
モネだって、その「何か」を探して、求めているんだから。
絵画に対して「分からない」と思わなくてもよくて、
「分からない」と思うこともよくて、感じるだけだなと。
工芸品の展示の方が好きだけれど、絵画によってもたらされる
感動もいいなって、思いました。
9月24日まで展覧会は続くので、機会があったらもう一度観たいなと、
絵画の展覧会で初めて思いましたよ。
美術館の中は涼しい~~ので、涼みに行くというのもアリ!
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